【PJ活動報告】全国シカ柵センサスが調査説明会を開催しました!

CoLabField掲載プロジェクトでもある「全国シカ柵センサス」が、2026年4月26日にオンラインにて調査説明会を開催いたしました。当日は、全国から防鹿柵(シカ柵)の管理や保全活動に携わる方々やプロジェクトに興味のある方々にご参加いただき、活発な意見交換が行われました。説明会の内容説明会では、プロジェクトメンバーである松岡俊将先生(京都大学)、阿部隼人先生(九州大学)、西澤啓太先生(東京大学)より、プロジェクトの背景と具体的な調査手法が解説されました 。

説明会の内容

全国シカ柵センサスでは、全国約100箇所のシカ柵の内外を同一の手法で調査し、柵が植物だけでなく土壌微生物や炭素固定などの「生態系機能」にどのように影響を与えるかを科学的に見える化することを目指します 。

調査の方法は、柵の内外に設置した14m四方のプロット内で、土壌・落葉の採取、植生調査(樹木・下層植生)、樹冠開空度の測定などを行います。

地点ロープの張り方(説明会資料より)
落葉・落枝の採取方法(説明会資料より)

本プロジェクトでは、2026年7月17日(予定)まで参加者を募集し、8月中旬〜10月下旬に全国一斉調査を実施します。分析結果は2027年以降に順次報告・公開される予定です。

質疑応答では、参加者から「調査地の選定基準」や「サンプルの発送方法」といった実施に対する具体的な質問が寄せられました。これに対し、本調査には対しては1件1件相談可能であることや、土壌サンプル等は保冷剤を同封し冷蔵便で速やかに送付いただく手順などが詳しく説明されました。また、柵の内外で環境(草原と森林など)が異なる場合でも、可能な限り条件が近い場所を選ぶことが理想であるといった具体的なアドバイスも送られました。

豊かな自然を残したい、受け継いできたものを引き継ぎたい

研究者の先生方は、このプロジェクトを単なるデータ収集の場ではなく、「対策に向けたネットワーク構築」の場にしたいと考えています。シカ柵の設置・維持には多大なコストがかかる一方、これまでその多角的な効果は十分に検証されてきませんでした。シチズンサイエンスを通じて全国の知見を集約し、各地の団体が抱える悩みやノウハウを共有できる強固なコミュニティを育むことが、豊かな生態系を次世代に引き継ぐ鍵になると話されていました 。

調査への応募・詳細

本調査への参加費は無料です(分析費用やキット送料はクラウドファンディングでの寄付により賄われます) 。現在、全国から調査協力者を募集中です(応募締切: 2026年7月17日の予定 )。

調査への申し込みフォームは、こちら

シカ柵をご自身で設置していないけど、調査のお手伝いをしたい!という方は、調査のマッチング制度があります。ご希望の場合は、こちらからお申し込みください。
※別途、柵ユーザーの申込み状況を確認し、可能な場合にはマッチングを行います。

皆様のご参加を心よりお待ちしております!

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