【活動報告】身近な場所に広がる「見えない世界」を見る探求型プロジェクト体験会を実施
2026年2月、CoLabFieldで実施している市民参加型研究プロジェクト「みんなでミクロクエスト(みんクエ)」の体験会を、明蓬館高等学校(福岡)にて実施しました。
今回は、福岡大学のサポートを通じたCoLabFieldの活動として、明蓬館高校の先生方にもご協力いただきながら進めました。みんクエはこれまで個人・家庭単位での参加が中心でしたが、今回は学校という場に広げ、クラス単位での参加を試みた初めての取り組みです。
内容は、シアノバクテリアを対象に、校内や周辺の環境からサンプルを採取し、顕微鏡で観察するところまでを一貫して行うものです。普段は意識することのない場所にも多様な生き物が存在していることを、生徒たちがクラス単位で実際に確かめていく時間となりました。
採取・観察の結果、ほとんどの生徒がシアノバクテリアを見つけることができました。顕微鏡をのぞいた際には「なんか気持ち悪いのがいる…!」という声が上がる場面もあり、初めて見る微生物の姿への率直な驚きが見られました。写真を撮ったり絵を描いたりして、発見をその場で記録する生徒もいました。

探索の場面では、「どこから採るか」という問いに正解はなく、最初は戸惑う生徒もいましたが、最終的にはどの生徒も自分なりに考えて場所を決めていました。決めた場所に一直線で向かう生徒もいれば、歩きながら考えを変える生徒もいて、それぞれのアプローチにも違いが生まれていました。こうした探究のプロセス自体が、発見の手応えにつながっていたようです。
当日の詳しい様子については、作者・すーみーによるレポート記事(note)もあわせてご覧ください。 https://note.com/sumi_cyano/n/n8f6357b96e21
身近な場所にまだ知られていない世界が広がっていること、そしてそれに自分の手で触れられること——そうした体験は、学校という場だからこそ多くの人に同時に届けられるものでもあります。授業の中でシチズンサイエンスに取り組むことで、「研究は特別な人だけがやるもの」という感覚が少しずつほぐれていく様子が見られました。
みんクエは、個人だけでなくクラスや学校単位でも参加できます。「自分たちの学校でもやってみたい」と思ったら、ぜひプロジェクトページをのぞいてみてください。今後もこうした取り組みを継続していく予定です。
