すくえ!ミドリムシとは?ー野生のミドリムシを探せ
ミドリムシってどんな生き物?
ミドリムシ(学名:Euglena gracilis、ユーグレナ・グラシリス)は、池や田んぼの水の中に暮らす、体長わずか0.1mm以下の微小な生き物(微生物)です。植物のように光合成をしながら、動物のように自分で動き回るという、ちょっと不思議な特徴を持っています。近年、健康食品や次世代バイオ燃料の原料として産業利用もされており、持続可能な社会をつくるための生き物として世界中の研究者が注目しています。

植物の様に葉緑体(緑色)を持つが、動く! 
にょろっと伸びる1本のべん毛で動く!
ミドリムシを探す市民参加型研究が生んだ発見
以前、nolaction合同会社の代表石川と安田女子大学・玉木先生は、全国の皆さんに身近な水場からミドリムシを採取・送付してもらう市民参加型研究「みんなのミドリムシプロジェクト(みんみど)」に取り組んでいました。みんみどを通じて集まったサンプルから、80種類ものミドリムシの野生株(株とは、同じ種の中でも異なる特性を持つ集団のこと)が見つかりました。
みんみどで見つかった株を活用した研究で、2026年5月玉木先生らの成果が国際学術誌『Applied and Environmental Microbiology』に掲載されました(詳細はこちら、外部リンク↗)。産業利用株が15℃ではほとんど育たないのに対し、みんみどで見つかった野生株「min41」は同じ低温でもよく育ち、寒さに強いことがわかりました。これにより、これまでミドリムシの培養が難しかった寒冷地や季節にも対応できる可能性が広がる、画期的な発見です。まさに、参加者の皆さんの手が研究を動かした瞬間でした。

すくえ!ミドリムシ(すくミド)について
野生のミドリムシにさらなる可能性を求めて、nolaction合同会社が企画・運営し、安田女子大学・玉木先生が解析協力する「すくえ!ミドリムシ」プロジェクトが始まりました。参加者のミッションは、ミドリムシが居そうな場所を自分で考えて採取場所を決め、キット内のチューブに水を10ml程度採取し、研究者へ郵送することです。どこに野生のミドリムシが潜んでいるか——そのアイデアが参加者一人ひとりに委ねられているのが、このプロジェクトならではの面白さです。
さらに今回は、東北大学CoolEarthラボが推進する「地球冷却微生物を探せ」と組み合わせた『コラボ大作戦』シリーズ第一弾として実施します。ターゲットフィールドは、「水田」。同じ水田で土と水をサンプリングするだけで、温暖化を防ぐ微生物の探索とミドリムシの野生株探索、2つの研究に同時に参加できます。あなたのアクションが、2つの科学を動かします。水田にアクセスできる方は、是非ご参加ください!
コラボ大作戦への参加申込みは、こちら (26年7月5日〆切)
