アースウォッチ・ジャパン

アースウォッチ・ジャパン

知ることから始まる、持続可能な環境のため行動へ。アースウォッチ・ジャパンには、地球環境を調査する研究プロジェクトが集まっています。

プロジェクト概要

見てみよう、地球の今を。あなたの学びが、行動の力になる。

アースウォッチ・ジャパンは、科学と市民の力で自然と共存する社会の実現を目指す活動をしています。地球環境の変化は、私たちの日常の行動と深く結びついており、問題を解決するには一人ひとりがその現実を知り、行動に移すことが欠かせません。アースウォッチでは、研究者が行う科学的な調査に市民が参加することで、環境の変化を自分ごととして捉えるきっかけを提供しています。知ることから始まり、考え、行動へつなげる。そんな学びと体験を通して、持続可能な未来を共に築いていくことを目指しています。

全国各地や海外のフィールドで、生態系のモニタリング、気候変動や森林・海洋保全に関する調査など、さまざまな研究プロジェクトを展開しています。アースウォッチ・ジャパンでは、全国の身近な場所で行う全国調査と、現地に出向いて研究者とともに行う地域限定調査を実施。専門家の指導のもと、参加者は野外での観察や記録、データ分析を体験し、科学的なものの見方や自然環境の仕組みを学びます。研究現場での発見や人との交流は、環境問題を「遠いもの」ではなく「自分の行動で変えられるもの」として感じる貴重な機会です。

加えて、企業や財団とのパートナーシップを通じて、研究資金の提供や社員のボランティア参加、教育プログラムの実施などを推進。社会全体で持続可能な環境づくりを進めるための協働の輪を広げています。この輪の中心にいるのは市民一人ひとりです。研究者とともに自然を見つめ、地球のいまを知ることから、未来を守る行動を始めませんか? あなたの一歩が、地球をまもる力になります。

フィールド・パートナー(市民)のミッション

ー全国調査ー

身近な公園や海で、環境DNAやタンポポ、虫の声を調べよう!全国好きなところから参加できる全国調査は3つ。採取や観測データを送ることで、全国の生態系の変化を明らかにしよう。

春先にあちこちで咲くタンポポ、実は日本固有のタンポポ(関東タンポポ)は絶滅に瀕し、西洋タンポポや雑種に置き換わりつつあります。日本固有のタンポポが見つかったら、花を一輪を位置情報とともに送ってください。全国のデータが集まると日本固有のタンポポの分布状況とその変化がわかります。

あなたの近くの海にはどんな魚がいるのでしょうか。海岸でバケツに海水を組み、注射器につけたフィルターで海水をろ過して、そのフィルターを送り返してください。フィルターに残ったDNAの破片から、その海にいる魚の種類が判明します。全国のデータが集まると魚種の分布がわかります。温暖化や黒潮蛇行の影響なども見えてきています。

夏が近づくとセミが一斉に鳴きだします。家の庭、近所の公園、通勤、通学、散歩経路等でセミが鳴き始める日を調べてください。セミの初鳴きを聞いたら、セミの種類、観測日、観測場所をWEBに登録してください。全国のデータが集まると、セミの種類や初鳴き時期の分布がわかります。温暖化や酷暑はセミに影響するのでしょうか?

フィールド・パートナー(市民)のミッション

ー地域限定調査ー

研究者と一緒に現地へ出かけ、川や里山で生き物を調べよう!観察・採集・記録を体験しながら、地域ごとの自然の魅力と生態系のつながりを学べる参加型プログラム。

ウミガメは同じ海岸に回帰して産卵しますが、近年回帰率が下がっています。この回帰の状況を調べるため、産卵時期に産卵地の海岸を夜間踏査し、ウミガメを探します。見つけたら、標識等の有無を確認し、ない場合は標識を装着します。また、背甲の大きさ計測等も行います。

福岡県柳川市は掘割で採れるウナギの料理が名物でしたが、枯渇に瀕しています。ウナギを戻すために魚道を設置し、掘割に設置した石倉カゴを用いたウナギや餌となる生物の調査を行っています。石倉カゴの生物調査や放流用稚ウナギの測定を手伝ってください。

長野県開田高原は古来より在来馬の木曽馬とともに暮らしてきました。木曽馬の飼葉として草を刈るために半自然草地が広がり、生物の多様性が維持されてきました。しかし、木曽馬の減少とともに草原も減りつつあります。草原性維持の指標となる希少昆虫、植物の調査と、その維持のための草刈りを行います。木曽馬と触れ合う機会もあります。

参加対象者

基本的には調査に参加するのに、会員資格はありません。
16歳以上の健康な方なら、どなたでもご参加いただけます。

参加費あり

参加登録費3,000円もしくは無料。
地域限定調査での交通費・宿泊費は自己負担。

参加方法

アースウォッチ・ジャパンサイト内の各PJページにある「申し込む」ボタンから申込をしてください。

プロジェクトを紹介して下さる方へ

プロジェクト紹介資料をご活用ください。

資料は、授業等でプロジェクトを紹介するためにご使用ください。
資料の配布・複製・転売はご遠慮ください。