雷雲プロジェクト

雷雲プロジェクト

雷と宇宙の謎に挑む!キミも「雷ハンター」になって、ふしぎな雷雲「ガンモ」を探そう。

石川県限定プロジェクト

サポート企業募集中!

プロジェクト概要

冬の雷が、地球と宇宙の不思議を探るヒントになるかもしれない。

雷雲プロジェクトは、京都大学・榎戸輝揚准教授が中心となり、冬の北陸を舞台に展開される市民参加型の雷観測プロジェクトです。榎戸准教授は、約20年にわたり宇宙のX線・ガンマ線観測に携わり、雷雲からも同様の放射線が放出されることを発見しました。世界的にも強力な雷雲が発生する日本海沿岸地域を対象に、小型放射線検出器「コガモ」を設置し、雷雲がどのような条件で“ガンマ線を放つ雲(ガンモ)”になるのかを明らかにしようとしています。

2015年にはクラウドファンディングを通じて市民参加型の観測網を構築。北陸の家庭や施設に設置された「コガモ」から得られたデータが、雷の発生メカニズムを解明する鍵となっています。100メートルほどしか届かないガンマ線をとらえるため、多地点での観測が不可欠であり、市民の協力によって観測精度を高めてきました。こうした観測の成果は、2017年、雷が原子核反応を起こす現象の観測としてNature誌に掲載され、世界的に注目を集めました。

本プロジェクトは、榎戸准教授が提唱する「Collective Power of Science(共創型サイエンス)」の理念のもと、共同代表の金沢大学・一方井准教授と共に、科学を社会の文化として根づかせる挑戦です。北陸にお住まいの方は雷ハンターになって観測に、その他の地域の方は研究を見守り応援する形で、雷が教えてくれる、地球と宇宙の不思議を探る研究に、あなたも一緒に参加してみませんか?

フィールド・パートナー(市民)のミッション

冬の北陸で、空の“ガンマ線”を観測しよう!

屋外の開けた場所に観測機「コガモ」を設置します。防水仕様で雨・雪にも対応。設置は安全第一で、落下や通行の妨げにならないよう注意をお願いします。設置の様子を写真で共有すると研究者が確認します。

雷雲が接近する冬季(11月〜3月)は観測シーズン。コガモが雷雲ガンマ線を検出すると、データが自動的にサーバへ送信されます。

観測結果は特設ポータルから確認できます(参加者のみ)。地図上に各コガモの位置や環境放射線レート、気温・湿度などの情報が表示されます。

観測中はメール・X(旧Twitter、@thdr_proj)で情報を発信中。参加者もハッシュタグ「#雷雲プロジェクト」をつけて空や雷雲、コガモの様子を投稿します。市民の観測と研究者の解析が融合し、新しい発見につながります!

誰でも参加OK(石川県限定)

コガモの設置は、石川県(特に金沢市)に限ります。

参加費なし

コガモ設置中の電気代(111円程度/月)はご負担ください。

参加方法

石川県限定で参加可能です。「参加&応援はこちら↗」先の問い合わせメールにお名前を送ってください!

スケジュール

2025年10月より

観測サポーター募集・機器発送

2025年11月より

コガモ設置開始

2025年11月ー2026年3月

観測期間(冬季雷シーズン)

2026年4月

コガモ返却・データ解析

メールにて随時お知らせ

成果共有

活動報告