Culture of Inquiry(探究する文化)Cafe#4でCoLabFieldについて紹介しました
2025年7月30日に開催されたイベント「Culture of Inquiry Cafe#4/07/2025」主催:Culture of Inquiry(探究する文化)にて、CoLabField運営(CoLabLink)の石川と澄本が登壇し、プラットフォーム設立の背景や、現在展開している取り組みについて紹介しました。
CoLabFieldは、「みんなの一歩が、科学を動かす力になる」を合言葉に、市民・教育関係者・研究者・企業が垣根を越えて協働し、研究を動かす研究広場です。イベントでは、石川自身が研究者とし市民とともに実施した市民参加型研究「みんなのミドリムシプロジェクト」に関わる経験を経て、どのようにしてプラットフォームの構想が生まれ、CoLabFieldの運営が始まったのかを語りました。

また、モデルプロジェクトとして展開中の「みんなでミクロクエスト(みんクエ)」についても紹介されました。このプロジェクトは、子どもから大人までが身の回りの微生物を採取し、シアノバクテリアを中心とする未知の生物を発見することを目指す市民参加型のプロジェクトです。イベントでは、みんクエの科学監修を務める澄本博士が登壇し、「ミクロの世界を探究する楽しさと、誰もが新たな知の発見者になれること」をテーマに、その学術的な意義と可能性について語りました。

シチズンサイエンスに興味のある参加者が集まった会場からは、シチズンサイエンスプラットフォーム立ち上げに関する意義や、研究活動と文化醸造との接続について関心が寄せられ、活発な対話が交わされました。
加えて、多様な人が一つの物語を創作可能なプラットフォーム「TwinArte」のファウンダーである錦織氏からのお話から、市民や研究者など多くの人がプロジェクト立ち上げの時点から共創できるようなシステム導入のアイデアへと拡がり、CoLabFieldがよりプラットフォームとして充実するようなコラボレーションに期待が高まりました。
今後もCoLabFieldは、さまざまなパートナーと共に、探究する文化を広げるプラットフォームづくりに取り組んでまいります。
Culture of Inquiry(探究する文化)について
「Culture of Inquiry(探究する文化)」は、福岡大学商学部シチズンサイエンス研究センターが運営する、探究文化の継続と発展を目指す実践・研究グループです。学校教育や市民科学、趣味の探究など多様な場の経験を持ち寄り、学び合いながら文化を育むことを目的に月1-2回のオンラインカフェを行っています。